日本の伝統的な武術、大東流合気柔術といいます。
合気道の源流としても知られていますが
その最大の特徴は合気之術という技法で
突きや蹴りなどで相手に危害を加えることなく制する。伝統の護身術です。
それは「相手と合わす」ことから始まります。
敵と合わす?
危害をくわえて来る相手と一体化?
降参する訳じゃなく戦うのに和合??、、、
それは争いのイメージとは程遠い、理解しがたいものです。
しかしそれは日本武術の根本思想を表しています。
力づくに負けない!力づくは許さない!
力づくで倒すこともしません。
体格や筋力で負けていても必ず道があると考えます。
人間が危機の時、生命が生き延びる道を見つけるため動き出します。
そんな自然体の状態から生まれて来たチカラを「合気」と呼んで来ました。
それにはまず力みを捨てることが合わすことの始まりになります。
抵抗するのではなく馴染みを、反発ではなく一体化なのです。
自然と一体になることは自然が味方してくれます。
究極的な理想や哲学ではなく基本や型の中に
具体的な身体技法として伝え残されています。
言葉ではなくカラダで、体現された感触として実感出来る自然感、
そんな日本的武術の源流ともいえる先人の
残した技法、合気之術の可能性を研究、稽古して行く会です。
大東流合気柔術 廣濱道場 代表 廣濱 裕二